第5回 セゾン投信ブロガーズミーティングに参加させていただきました

仕事と家事に明け暮れて、投資・ブログのほうがおろそかになりつつあり、インデックス投資ブロガー失格な私ではありますが、今年もセゾン投信のブロガーズミーティングに参加させていただきました。昨年に引き続き2回目の参加です。

第4回 セゾン投信ブロガーズミーティングに参加して考えたこと

議題は以下の2つでした。いずれも、毎度のことではありますが、「セゾン投信を宣伝してほしい」ではなく、「セゾン投信の取り組みを一般投資家の視点から監視していただきたい」という意図のもと、セゾン投信の考え方をご紹介いただいたうえで、質疑応答・議論を重ねる場です。社長の中野さん、セゾン投信のみなさんの真摯さがバシバシ伝わってまいります。

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フィデューシャリーデューティ―のレビュー

フィデューシャリーデューティー宣言に関する取り組み状況について、社長の中野さんが説明してくださいました。その内容についてはセゾン投信のWEB上でレポートとして公開されております。

昨年のブロガーズミーティングで、「宣言するだけでは意味がなく、しっかり取り組んでいるかをモニタリングしていくことが重要」という内容のご発言がありましたが、まさにそれを有言実行された形です。

社内でフィデューシャリー委員会を立ち上げ、月一で状況の確認&議論をし取締役会で報告する仕組みができているなどしっかりとプロセス化されていることもわかりました。本気ですね。

「合理的な報酬」については、資本コスト(当社が株式会社である以上一定の利益は確保しなくてはならないのは当然)、顧客である受益者、従業員へ報いる&やりがいといったバランスをとりつつ決めていく必要がありもう少し検討に時間がかかるとのことでした。ただ、言葉の端々から、「長期列車セゾン号」の関係者全員(船のオーナーである株主、乗組員である従業員、乗客である受益者)がハッピーになれる道を模索して努力されていることを感じることができました。

利益至上主義&従業員の満足感は二の次になりつつある自分の勤務先とはえらい違いです…。

フィデューシャリーデューティー以外でも、中野さんの「心配になることはなかったはず」という振り返りからわかる通り、セゾン号はちゃんと運行されていること確認できました。

セゾン投信の株主でもある日本郵便との関係についてもお話いただくことができました。人材の交流もはじまっているとのことで、着実に良い方向にむかって動いていらっしゃるようです。

個人型DC事業について

次に楽天証券と提携し個人型DC事業に参入されたことについての説明がありました。

個人型 DC へ参入 ~商品提供開始のお知らせ~(セゾン投信プレスリリース)

なぜ個人型DC事業に参入したのか、なぜ楽天証券なのかなど、かなり突っ込んだご説明をいただくことができました。

  • 直販原理主義ではない。もともと何がやりたかったのかを考えた
  • 個人型DCの理念はやりたいことに合致している&制度が使いやすくなった
  • 直販で伝えていきたかったことが拡大できる

というのが参入決断の決め手だったと理解しました。

楽天証券については社長の楠木さんとじっくり議論をして方向性を合わせることができたとのことです。私個人としては、今後の楽天証券も大変楽しみになってまいりました。

これからセミナーなど楽天証券と一緒に情報発信されていくとのことなので楽しみです。中野さんも講演されるとのこと。参加ブロガーから「しばらくの間はアウェーなので落ち込まないで頑張ってください」といった応援がありました。

  • 今現在は、「節税効果」の一点で個人型DCが盛り上がっている
  • 重要なのは「出口」ではあるものの
    • 出口といってもすぐに全部使うわけではないのだから一括でキャッシュにする前提で損得を考えてもあまり意味がない。
    • 受けとるときの相場はそんなに気にしなくてはいいのでは
  • 節税の先にある「長期投資で増やす」のところも広がっていけば

といった議論が大変印象的で、セゾン投信・中野さんならではだなぁと感じました。まさにセゾン投信の強みはこういった「啓蒙」をしていける点なんでしょうね。

私のほうからは、ブランド名から受けるイメージについて、大変失礼な発言をしてしまいました…。大変申し訳なかったです。

おわりに

今年も、中野さん・セゾン投信の真摯さを直に感じることができる大変有意義な機会でした。このような機会を与えていただきまして、セゾン投信のみなさまには感謝いたします。

中野さんがいらっしゃればセゾン投信は大丈夫と感じました。他方、中野さんの意思と実行力を引き継ぐ次の世代の後継者の育成も進めなくちゃいけないんだろうなぁと勝手に心配になってしまいました。

私自身は自分でアセットアロケーションをきめてバラファンドを使いこなす、超マニアックなインデックス投資家ゆえ、残念ながら今すぐに「長距離列車セゾン号」に乗車するわけではないのですが、これからも、個人の目線で学んだことや気づいたことについて発信して、すこしでも、貢献していければと考えています。ブログの更新頻度を上げなくてはいかんな…。

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