妻もついにインデックス投資家!ここまでの振り返りとコツをご紹介

2015年の2月に、妻と将来に向けての資産形成と投資についての会話をはじめて以来、断続的に話をしてきました。
その結果、ついに妻がインデックス投資を行うことになりました。

妻のインデックス投資の方針、および、投資に興味がなかった妻に、資産形成について考え自分の意思で投資(インデックス投資)をやってみようと決意してもらうまでに行ってきた働きかけ・コツをご紹介いたします。

パートナーにも資産形成について考えてほしいけどどうアプローチしたらよいものか悩んでる方へのヒントになれば幸いです。

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妻の投資方針

妻の当面の投資方針は以下の通りです。基本的にすべて、私から参考になる本としておすすめした本やブログ記事を読んだ結果、彼女自身が「こうしよう」と決めたことです。

商品選定・アセットロケーション(口座の使い分け)については、彼女の考えをもとに二人で議論&私のほうからアドバイスしてブラッシュアップしました。

  • 生活防衛資金は二人で合わせて生活費の2年半分確保する(これまで森村ヒロ単独で確保していた金額の1.25倍を二人で分担して確保)
  • 生活防衛資金以外の資産を「みらい資産」とする。これには企業型確定拠出年金(DC年金)も含む
  • 「みらい資産」の内訳は無リスク資産40%、リスク資産60%とする
  • 無リスク資産は銀行預金・個人向け国債変動10で持つ
  • リスク資産の内訳は、おおむね世界株式(世界の株式を浮動株調整後の割合で持つ)とするが、リスク資産内の比率にはそれほどこだわらない。
  • DC年金は、国内株式(TOPIX)を100%とする(商品ラインナップ上の制約)。マッチング拠出を最大活用する。
  • NISA口座および特定口座で、個人向け国債変動10、三井住友・DC全海外株式インデックスファンドを積み立てる
  • 毎月の積立金額はひかえめにして、ボーナス月に半年分の収支を調整してまとめて買い付ける
  • ストック資産はすべて一括で、新しい配分に変更する

次回の投資方針書の改訂時には、妻の分も合わせて記載するようにいたします。

会話をしていて

  • 生活防衛資金をしっかり確保することの重要性→これを持っていれば相場が動いても慌てることなくどっしり構えていられる
  • 無リスク資産の割合が重要→株式の中の割合は極端でなければあまり気にしなくてもいい
  • 運用の手数料は低くなくちゃね

ということをしっかり理解しているようでした。素晴らしい。

妻と一緒に資産形成について、相手にあわせて段階的に話を深めていかなければいけないこと、そして、手引きとなる書籍に関しては、 感覚的に...

の「理論と実践」の部分は何とかクリアできている印象を受けました。

また、「毎月の積立金額はひかえめにして、ボーナス月に半年分の収支を調整してまとめて買い付ける」というのは彼女からの提案でした。現在の家計分担上、レジャー費は妻の担当=変動が多いことからくる工夫で、主体的に考えられていることがよくわかりうれしくなりました。

読んでもらって効果があった本・ブログ記事

ここにいたるまでに読んでもらった本です。

忙しいビジネスマンでも続けられる 毎月5万円で7000万円つくる積立て投資術については

資産形成、投資についての知識がまだない妻に、興味を持ってもらい学んでもらうためには 感覚的に共感することができる ボトムアップ的...

でご紹介いたしました。

読者に資産形成の重要さを認識させ、日本人が抱きがちな投資への偏見を解き、負担にならない「しくみ」を作って「積立て投資」を継続することにより、リタイア後の人生を経済的に支える資産を作る、ということ丁寧に語り掛けています。

まさに「資産形成の学習ロードマップ」の「導入(リテラシ)」に相当する内容で、投資に縁遠かった読者のマインドセットを転換し「投資について考えてみようかな?」と自ら気づかせるためには、これ以上ないものです。

寄り添って語り掛け、「リタイア後の人生を経済的に支える資産を作る」ことの必要性に自ら気づくことを促してくれています。

図解 山崎元のお金に強くなる!は、投資に限らない、まさに「お金の常識」、「お金に関する合理的な考え方」について説いてくれています。

山崎元さんのこれまでの書籍、ブログ、講演などでの発信内容が体系的・網羅的にまとめられている素晴らしい書籍です。しかも図解付き。
これ一冊でお金のリテラシーと、インデックス投資の理論・実践がおさえられます。

最後に読んでもらったのはインデックス投資の具体的方法 8ステップ – 梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー(インデックス投資実践記)のブログ記事です。

書籍2冊を読んだ後に読むことで、「では具体的にどうするべきか」「続けるためのコツ」を具体的に知ることができたようで大変納得感があったようです。「おっしゃるとおり。なるほどなるほど。」と繰り返していました。

結果的には、これらの書籍・ブログをこの順番で読んでもらったのはとても効果的でした。

も渡してあるのですが、まだ未読のようです。こちらについては、実践を続けながら疑問に思った点、不安になった点を解消するために読んでもらおうと考えています。

働きかけのコツ

最後に、興味を持っていない妻に働きかけていく際に、効果的だったなと実感のあるコツをご紹介します。

自分の時間を確保できるようにする

仕事、家事、育児で心身ともに忙しいときに「投資について勉強」など、よっぽど強い興味でもない限り、できるわけがありません。

物理的に一人になれる時間を確保し、やりたいこと・気になっていることをできるようにし、さらにそこで余った時間を「投資について考える」に充てられるようにしました。

具体的には、休日、父子で出かける日を増やしました。息子と私が飛行機に興味を持ち始めたタイミングだったので成田空港・羽田空港に出掛けていました。

パパと子供共通の趣味を持って父子で出かけることの効果も素晴らしく、家庭円満のコツにもなりそうです。

ママは日ごろ気になっていたことをやることができスッキリ・ハッピー。

息子・パパも好きな飛行機や空港を観られてハッピー。

息子とパパがとても仲良くなって、パパも息子もハッピー。

全体の育児負荷が軽減できてママとパパハッピー。

みんなハッピー。

無理強いしない・押し付けない

無理強いしたり、考え方を押し付けないことが重要です。これをやってしまうと主体的に考えることができなくなる、かえって意固地になるなど逆効果しかありません。

将来のための資産形成について考えてほしい、その結果、世界分散投資=インデックス投資に興味を持ち実践してほしいという希望は持ちつつ、自分で考え判断し決断してもらえるようゆったりと構えることにしました。

そのために読んでほしい本をそっと差し出しておくといった働きかけはしました。「上から目線」とか「決めつけてしまっている」本は逆効果ですね。

ときおりリマインド

かといってほったらかしにしていると、忘れられてしまうので、定期的にリマインドすることを忘れないようにしました。

かといって、「あれ読んだ?」など直接的にやってしまうと「無理強い」につながってしまうので、関連するほかの話題に絡めて「(あ、そういえば…)」と気づいてもらえるようなリマインドを心がけました。

  • 株価大幅下落のニュースや企業の不祥事のニュース
  • 息子の保育園代金を振り込んだとき
  • 自分が積み立てを行ったとき
  • 給料日・月末

などに、一言二言会話するだけで、リマインド効果があったように思います。

あとは、自分の資産状況について話して「自分はこういう風にしている」というのをシェアするのも効果があったように思います。

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