投資信託のリレー投資を行いました

「リレー投資」をはじめて行いました。リレー投資といっても、一般的な「投資信託→海外ETF」「投資信託→国内ETF」ではなく「投資信託→投資信託」です。

リレー投資の目的と気づいたことについてご紹介します。

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今回のリレー投資の目的

今回のリレー投資の目的は

  • 証券会社集約&乗り換え
  • 2015年分NISA非課税枠の利用
  • 確定済み損と損益通算のための益出し
  • ファンド乗り換え

でした。

証券会社集約&乗り換え

以下の記事でご紹介した通り、以前楽天証券を使用していて、事情によりSBI証券に乗り換えたけど、状況が変わってやっぱり楽天証券のほうがよさそうなので、出戻ることにした、というのが背景です。

メインで使っている銀行が楽天銀行(旧イーバンク銀行)であること、家族の口座がすべて楽天証券で揃えられるようになったこと、機能が豊富で資産の把握がしやすいことが決め手でした。

低コストでインデックス投資を行うための必須ツールの一つがネット証券の口座。 去年、楽天証券からSBI証券に乗り換えたのですが、いろいろ...

2015年分NISA非課税枠の利用と益出し

すでに確定した2006年から塩漬けしていた個別株式による損失があるため、3年間は利益が出ても相殺できるので、定期的に益出ししたいという考えがあります。

当面の間、利益が出ても相殺できるという状況なので、NISAをどうしようか悩んでいたのですが、結局使うことにしました。

相殺できるということは、NISAの非課税というメリットが薄れ、評価損のままNISA期間が終わると痛い目に合う(取得価格が切り下げられる)デメリットだけが残るということになるので。

ただ、順調に投資元本が積みあがっていることもあり、今回、一部をNISA口座に振り向けても確定済み損は使い切れるだろうと考え、踏み切りました。

2015年の枠は、2015年中に受け渡しを済ませる必要があり、ギリギリのタイミングでした。

まだ確定済み損は残っているので、今後も定期的に益出しをする予定です。

ファンド乗り換え

三井住友アセットマネジメント、ニッセイアセットマネジメント、DIAMアセットマネジメントによる、インデックスファンドコスト競争のおかげで、よりコストの低いファンドが利用できるようになってきました。

乗り換え自体は目的ではないのですが、ちょうどよいタイミングなのでファンドの乗り換えを行うことにしました(近日中に投資方針書の更新をする予定です)

先進国株式+新興国株式は、三井住友・DC全海外株式インデックスファンド一本にまとめるかどうかずいぶんと悩んでいました。

既に多くのインデックス投資ブログで取り上げられているとおり、三井住友アセットマネジメントの確定拠出年金(DC)向けの4つのファンドが、楽天証...
三井住友アセットマネジメントの超低コストインデックスファンド、「三井住友・DC全海外株式インデックスファンド」の目論見書を読んでいて、気にな...

しばらくは様子見として、利用者が多そうな単品ファンドの組み合わせのほうに舵を切りました。今後も継続して状況を確認していこうと考えています。

リレー投資の方法

リレー投資の方法は、特別なことはせずに基本通りに進めました。

乗り換え元と乗り換え先で同じ日に約定させたいので(値動きによるストレスがいや)、生活防衛資金とみらい資産内の流動性資産を活用します。

  • 乗り換え元ファンドの売却申し込み
  • 生活防衛資金などを乗り換え先ファンド購入先に入金
  • 乗り換え先ファンドの購入申し込み(ここでリバランスもできる)

を同日中にすませます(入金は同日でなくても構わない)。

乗り換え元ファンドの売却代金が入金されたら(受け渡しが済んだら)、一時的に持ち出した生活防衛資金などに戻します。

気づいたこと

ファンドによって受け渡し日がまちまち

これまで、受け渡し日(買付・売却の注文をしてから、実際に証券と代金の受け渡しをする日)についてはあまり気にしたことがなかったのですが、ファンドによってまちまちなことに気が付きました。

受け渡し日については、目論見書の申し込みメモに「換金申込受付日から起算して5営業日目からお支払いします。」みたいなことが書かれています。

たとえば、<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドは6営業日目からで、たわらノーロード先進国株式は5営業日目からでした。

普段売買している分には、受け渡し日を意識することはあまりないのですが(強いて言えば、換金してそのお金を出金したいときでしょうか)、NISAや、確定申告による損益通算など、役所が絡んでくると受け渡し日が重要になってきます。

例えば、2015年分のNISA非課税枠を使うためには、2015年中に受け渡しまで済ませる必要がありますし、2015年の確定申告で損益を通算する場合も同様です。

まぁ、ギリギリではなく、時間的に余裕をもって進めれば気にする必要はありません。

やはり信託財産留保額はないほうがいいかな

今回売却したファンドのうち、野村インデックスファンド・新興国株式(愛称:Funds-i 新興国株式)だけは信託財産留保額が0.3%に設定されていました。

売却した資産の0.3%をファンドに残していくことになるので、これが自分にとって有利になるか、不利になるかは、自分と、ファンドに投資しているほかの人のファンド保有期間で変わってきます。

どちらかというと、いろいろ仮定が必要になる条件よりは、シンプルなほうがいいなぁと思いました。

NISAの使い方

2016年はNISAの非課税枠が拡大されるとのことで、ますますNISAの存在感が大きくなってきます。しかし、恒久的な仕組みでないゆえ、メリットとデメリットが表裏一体になっていて、使いにくいものになっています。

とはいえ、本来であれば、売却益のおよそ20%税金として納めなければいけないところが、非課税となるメリットはやはり大きい。デメリットをよく理解し覚悟したうえで来年度以降も使っていくことにしました。

恒久化されれば何の悩みもなくなるんですけどね。

(2014年に損を確定させたので)2017年までは損益通算ができるので、積み立ては課税口座(特定口座)で行い、タイミングを見てNISAにリレーする方法で進めていく予定です。

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