(投資とは直接関係のない内容です)
はじめて写真年賀状印刷を業者にお願いしてみました。
ネットプリントジャパンで、写真タイプ基本料金、71枚分のプリント代(宛名印刷込)、はがき代、メール便送料、11/24時点の早期割引適用、消費税込みで、総額7461円でした。
この作業で気づいた、超ささやかなTipsをご紹介します。とはいえ、
- 業者選定の理由
- 早期割引でお得になることが多い
- マスターの住所録は細く区切っておくのがコツ
くらいしか内容がありません…
いまさら年賀状、されど年賀状
結婚して、所帯を持つようになって、夫婦で年賀状を出すようになりました。親戚、学生時代の仲間、今でも親しくしている会社の同期に出しています。
SNSツールを使いこなしている方にとっては、年賀状はとても時代遅れな感じは否めませんが、そうでない方に対しては、適度な距離感で近況を報告するツールとして便利なものと感じています。
家族の写真入り年賀状にしていることもあり、むかし私たちをかわいがってくれていた親戚は特によろこんでくれているようですし、親戚からは「だれだれは毎年年賀状を送ってきてしっかりしている。それに比べて…」という会話が聞こえてくることもあるので、まだまだ意義はありそうです。
これまでは自分でプリントしてました
これまでは、Adobeのサイトで毎年提供されるテンプレートを使ってデザインしてから、高画質の写真プリントができるプリンタ(キヤノンのPIXUS iP8600)を使って、インクジェット写真用年賀はがきに自分で印刷していました。8色インクでインク代が結構かかること、インクジェット写真用のはがきは普通のものより10円高いだけあり、画質の面では大変満足のいくものができていました。
ただ、このプリンタ、Windows8向けのドライバ提供が打ち切られてしまい、この先安心して使うことができなくなってしまいました。インクの買い替え時だったこと、完全に年賀状印刷専用プリンタになっていたことなどを総合的に判断して、今年からはアウトソース=業者による印刷サービス利用に切り替えることにしました。
プリンタ市場も、今は画質そこそこの複合機タイプが主流になっていて、写真の画質に力を入れているものは高価なハイエンドモデルに限られるようです。また、L版などのサイズで通常の写真をプリントする場合は、ネットプリントや街の写真プリントショップで銀塩プリントしたほうが、画質、コストの面で優れています。ハイエンドモデルは、写真の作品の作り込みをされている方がメインターゲットになっているんですかね。
ネットプリント業者の選定
年賀状印刷を取り扱っているネットプリント業者はずいぶん数がありますが、価格競争力と、銀塩プリント+宛名印刷のふるいにかけるとほとんど残りませんでした。
せっかく業者にお願いするのですから、銀塩プリントで高画質な写真にしたいです。印刷プリントと銀塩プリントが選択できるところもありますが、画質的には銀塩プリント(あの厚手の写真はがきです)のほうが優れています。
また、そもそも、手元にもうプリンタがないので、宛名印刷もおまかせしたいです。
手元にプリンタがあっても、銀塩プリントで作る場合には自分で宛名印刷ができないことが多いようなので注意が必要です。銀塩プリントの場合は、印画紙にプリントした写真をはがきに張り合わせているため厚手になり、普通のプリンタでは紙送りができないことがあるとのことです。
候補に残ったのが、以下の2社。
他にもあるかもしれませんが、そんなに時間をかけて探しても、そう大きく損得が変わることはないはずなので、ザックリ。なお、各業者とも、早期割引キャンペーンを実施しているので、時間に余裕をもってお願いすると多少お得になります。
両者とも、コミコミの価格はそう大きく変わらかった(しまうまプリントのほうが早期割引が大きい分安い)ものの、
- テンプレートが豊富
- 差出人の住所氏名の文字が白縁取りされていて見栄えが良い
- 差出人の氏名に年齢やフリガナなどを入れることができる
- 宛名印刷のレイアウトがきめ細かい
など、細かい部分で優れているように見えたネットプリントジャパンを使うことにしました。
作り方とコツ
以下の例は、ネットプリントジャパンとしまうまプリントでの体験にもとづくものですが(両方で最後までやってみました)、ほかの業者でも流用できるはずです。
写真面(裏面)は、
- テンプレートを選択
- 写真をアップロード
- 写真をはめ込んで、拡大・縮小・回転・位置合わせ
- 差出人の住所氏名入力
- あいさつ文を選択もしくは入力
- 手書きメッセージ用スペース確保のためあいさつ文の位置を調整
で手軽に作成できます。
宛名は、
- テンプレートとなるExcelファイルをダウンロード
- 指定された単位で情報を入力(姓・名・敬称、連名、郵便番号、住所など)
- 注文時にアップロード
で作成できます。
私がネットプリントジャパンで試した限りでは、Microsoft Excel互換ソフトのLibreOfficeで編集したファイルでも問題なく認識してくれました。
業者によって、Excelファイルに記入する単位が異なります。たとえば、しまうまプリントは、都道府県とそれ以降の住所が別の列になっていますが、ネットプリントジャパンでは都道府県を分けません。フリガナも、姓名を分けて2列にする場合と、あわせて1列の場合があります。
業者によらず、汎用的に使えるようにするため、マスターの住所録を作り、このマスターの住所録から、指定の書式で住所録を作るようにしておくのが得策です。
二つの業者の指定フォーマットと、「筆まめ」の住所録の構造を見る限り、以下のようにきるだけ細かく区切って列を作っておくのがよさそうでした。
- 今回除外対象とするかどうかのマーク(喪中など)
- 姓
- 名
- 姓カナ
- 名カナ
- 敬称
- 連名1―姓
- 連名1―名
- 連名1-敬称
- 連名2-姓
- 連名2-名
- 連名2-敬称
- 連名3-姓
- 連名3-名
- 連名4-敬称
- 郵便番号 上3ケタ
- 郵便番号 下4ケタ
- 住所―都道府県
- 住所―市区町村まで
- 住所―町名
- 住所―番地まで(建物名なしの部屋番号も含む)
- 住所―建物名+部屋番号
細かく区切っておいて、使うときに、必要に応じて連結するなどして、求められている形に加工することにより汎用性を確保します。
連結はセルに「=B2&C2」といった数式をいれて実現できます。
例えば、B2, C2に姓フリガナ、名フリガナが入力されていて、姓名のフリガナを間にスペースを入れて1列にする場合は、同じ行の新しい列に「=B2&” ”&C2」と入力します。こうしてできたセル・列をコピーして、目的の場所に「値を貼り付け」すれば連結完了です。
このような列の加工をして、喪中など印刷対象外のものを抜きながら、マスターの住所録から、注文に使用する住所録シートを作るわけです。
まとめ
写真タイプ基本料金、71枚分のプリント代(宛名印刷込)、はがき代、メール便送料、11/24時点の早期割引適用、消費税込みで、総額7461円でした。1枚あたり約105円(郵便費用込み)。
インクジェット写真用年賀はがきが1枚62円なので、差額が1枚あたり約43円。
1年あたり70枚、10年で合計700枚印刷したとして、10年間の印刷にかかる費用が合計約3万円。
プリンター購入費用、インク代(純正で1セットそろえると7000円以上かる)などを考えるとかなりお得といってよいのではないでしょうか。
あとは、納品をまって、一言コメントを手書きしたら完成です。今までで一番早くに年賀状を投函することができそうです。