松井証券の「投信工房」は魅力的!でも・・・惜しい!

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昨秋にスタートしてインデックス投資関係者の間で話題になった、松井証券の「投信工房」ですが、遅ればせながら本格的に調査をしてみました。

ニュースリリースに記載のある90年代末に投信から撤退した理由、今回再度参入することに決めた理由を見ると、かなりの意気込みが感じられます。

この記事では、私にとっての

  • 「投信工房」の魅力
  • 「投信工房」のここが惜しい!

をご紹介します。

実は本気で「投信工房」への移行を検討しているのです

実は、本気で「投信工房」への移行を検討しています。

昔、何もわからないままはじめた個別株でつくってしまった多額の確定済み損失があるので、現在保有しているインデックスファンド(投資信託・ETF)をすべて売却・買い直しができること→益出しリレーしないともったいない。

積立・資産の管理(比率の把握、リバランスなど)など省力化できるところはして、それ以外の部分に注力できるようにしたい。

というのが理由です。

以下の記事でご紹介した通り、現在は楽天証券で、手動で積立を行っています。

証券会社を変更ー楽天証券に戻ることにしました – ひと手間くわえた積立投資で資産形成

当初は毎月比率を確認したうえで手動でリバランス積立(目標比率より少ない資産クラスを多く、逆に多い資産を少なく積立)していたものが、面倒になって、毎月金額固定積み立てになり…。更に、最近にいたっては、積立を忘れて2か月分まとめて積み立てるなど、怠けっぷりが自分でも情けない。

こんな自分にはやはり「バリュー平均法」なんて無理だったと、今なら確信できます。

松井証券「投信工房」の魅力

こんなときに出てきたのが松井証券の「投信工房」。私には、以下の点でとても魅力的に映りました。

  • ポートフォリオを決めて、自動で「リバランス積立」ができる
  • 1回の操作でリバランスが可能(注意:ファンドの売買が発生するので運用益については課税される点に注意)
  • 毎日・毎週・毎月積み立てが選べる
  • 低コストインデックスファンドのラインナップが充実

逆に、ロボアドバイザーによる診断・ポートフォリオ提案なんかは不要です。

アセットアロケーションは、最大限の想像力を働かせて見極めたリスク許容度をもとに自分で判断し覚悟を決めるべきもの、具体的商品も自分でコスト面や運用品質など納得して決めるべきものと考えているからです。

「投信工房」はインデックス投資に特化したツール

昔個別株投資に手を出したときに開設した口座があったので、実際にログインして「投信工房」を試してみたところビックリ。

まさにこれ、インデックス投資に特化して作り込まれたツールです(より正確にはアセットアロケーションベースの投資信託による投資に特化したツール)。

目標ポートフォリオを作成すると、ポートフォリオ全体の、過去シミュレーション、将来シミュレーション、リスク・リターン分布が表示されます。

過去シミュレーションでは、期間指定のほか、「リーマン・ショック前から現在」、「リーマンショック後から現在」、「アベノミクスから現在」のシナリオが選べるようになっていて、様々な視点からのイメージをつかむことができます。

将来シミュレーションは、100万円投資した場合の10年間の資産の変化を「かなり悪い」「少し悪い」「標準」「少し良い」「かなり良い」の5段階のシナリオ別に確認することができます。

具体的な商品選択も、運用会社や、資産クラス、名称の一部から直感的にフィルタリングできるのでとても使い勝手がよいです。高コスト投信はそもそもラインナップに入ってないですしね。

以下は、実際のスクリーンキャプチャです。

matsui_toshin_koubou_1 matsui_toshin_koubou_2

オリジナルの目標ポートフォリオ(自分でポートフォリオ作成)のUIフローがわかりにくかったので、スクリーンキャプチャを使ってフローをご紹介します(本記事作成時点のもので今後変わる可能性があります)。

一度、ロボアドバイザーの診断を受けて、提案ポートフォリオで確定した後、手動で変更という手順を踏む必要があります。

matsui_toshin_koubou_3

matsui_toshin_koubou_4

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「投信工房」のここが惜しい!

これまで見てきた通り、かなり魅力的で、私の用途にかなり適していることはわかったのですが、長期にわたる運用を考えたときに「ここが惜しい!」という点に気が付きました。

あくまで「目標ポートフォリオ」であり「目標アセットアロケーション」ではないという点です。

つまり、目標として設定するのは「具体的な投資信託ごとの比率」であって、「資産クラス別の比率」ではないという点です。

これは、

  • ある資産クラスでより魅力的な商品=ファンドが出てきた→今後はこの新ファンドを使っていきたい
  • 当該資産クラスですでに保有しているファンドは(運用益に課税されるのが嫌なので)そのまま保持し続けたい

といったときに困ったことになりそうです。

こうなってしまったら、リバランス積立、一発リバランスは使えなくなってしまいます。今のままだと長期にわたる資産形成の省力化ツールとして使い続けるのはちょっと不安と言わざるを得ないです。

  • 「目標アセットアロケーション」を設定する
  • 各資産クラス毎に、「これから購入するファンド」を設定できるようにする
  • 売却の発生するリバランス時(=一発リバランス時に)、各資産クラス毎に、売却するファンドの順番や比率を選択できるようにする

といったアセットアロケーションベースの考え方になっていればよかったのですが。うーん、惜しい。なにか方法があるのでしょうか…。

現時点で致命的と考えている惜しい点は上記の1点のみです。

これ以外に惜しいと感じたポイントは、

具体的には(ここまでやっているんならいっそのこと)シミュレーション結果をもう少し詳しく見られるといいのに…。

というインデックス投資マニアならではのマニアックすぎる欲求です。

シミュレーション結果の表示内容については、ファンドの海さんの長期投資予想/アセットアロケーション分析のもの以上のものはないと思っているので、これに準じた形でも表示できるようになるとよりイメージがわいていいなぁと。波動砲&予想される結果の分布状況が把握できることって、とても効果があると思っています。

リスクリターン分布も、当該資産群の組み合わせ集合(効率的フロンティア曲線)が一緒に表示されているとなお良しです。

いずれも、各ファンドの期待リターンやリスク、ファンド間の相関係数をどう決めるかなど、実運用上の課題があり、やりたくてもできない事情があるのかもしれないことは理解できます。

さてどうするか…

今回一通り「投信工房」を触ってみて、大変魅力的なサービスであることを確認することができました。ただ、将来よりよいファンドが出てきたときに困りそうという懸念がネックになり、今すぐ乗り換えると決断することはできず…。

松井証券に何か方法があるのかを問い合わせつつ、しばらく様子見&ほかの部分の使い勝手など(NISA口座と課税口座の連携とか)を調べていこうと思っています。うーん、惜しい。

アイキャッチ画像は、日本の百名山・四阿山から、根子岳へ縦走したときのものです。

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