先日の記事で、DC専用から一般に開放されることになる、三井住友アセットマネジメントのバランスファンド4本の内容をご紹介しました。
他社でも、株式比率がそれぞれ30%, 50%, 70%のバリエーションでバランスファンドをラインナップしているところがあるので、資産配分を同じ切り口でみてみました。
今回取り上げるのは、三井住友トラスト・アセットマネジメントのDCバランスファンドシリーズです。
- DCバランスファンド30 (0.21%)
- DCバランスファンド50 (0.22%)
- DCバランスファンド70 (0.23%)
末尾の数字は、税抜きの信託報酬率です。
各バランスファンドのアセットアロケーション
各ファンドのアセットアロケーションは以下の通りです。
短期資産 | 国内債券 | 先進国債券 | 国内株式 | 先進国株式 | |
DCバランスファンド30 | 0% | 60% | 10% | 20% | 10% |
DCバランスファンド50 | 0% | 40% | 10% | 30% | 20% |
DCバランスファンド70 | 0% | 25% | 5% | 40% | 30% |
30、50、70と株式が増えていくときの比率の変化の内容を把握するため、債券と株式の比率、債券内の比率、株式内の比率、通貨比率を見てみます。
債券:株式 | 短期資産:国内債券:先進国債券 | 国内株式:先進国株式 | 円貨:外貨 | |
DCバランスファンド30 | 70:30 | 0:86:14 | 67:33 | 80:20 |
DCバランスファンド50 | 50:50 | 0:80:20 | 60:40 | 70:30 |
DCバランスファンド70 | 30:70 | 0:83:17 | 57:43 | 65:35 |
三井住友・DC年金バランスシリーズ(マイパッケージシリーズ)よりは、傾向に統一感がある印象を受けます。短期資金も0%です。
なお、三井住友トラスト・アセットマネジメントのDC専用インデックスファンドには、インデックスコレクションシリーズもあり、株式比率30%, 50%, 70%のバランスファンドもラインナップされているようなのですが、三井住友トラスト・アセットマネジメントのWEBページの表玄関からは見つけることができませんでした。
アセットアロケーションは本当に多様
三井住友アセットマネジメントと、三井住友トラスト・アセットマネジメントのバランスファンドを比較してみて、同じ株式比率でも、運用会社により内訳の比率が異なることがよくわかりました。
アセットアロケーションは人それぞれ、本当に多様です。
細かいことはあまり気にしすぎてもいけませんが、一度自分なりの=自分が心地よく感じられる比率について思いを巡らせてみるのがよさそうです。