低コストでインデックス投資を行うための必須ツールの一つがネット証券の口座。
去年、楽天証券からSBI証券に乗り換えたのですが、いろいろ思うところがあり&いろいろ動きがあり、このたびまた楽天証券に戻ることにしました。
楽天証券とSBI証券とのかかわり
巷ではやっていた「バリュー投資」を見よう見まねでやってみたのが2006年。その時に開設したのが楽天証券の口座でした。そのときは株を買った瞬間から含み損になり一度も利益になったことがないというものすごい黒歴史です。
2014年にインデックス投資をはじめたときも楽天証券で、国内上場ETFを活用していました。
その後、ETFの取引がストレスになり公募投資信託に乗り換えることにしました。
そのさい
が主な理由でSBI証券に乗り換えました。
楽天証券に戻ることにした理由
ですが、以下の理由により楽天証券に戻ることに決めました(すでにNISA口座は楽天に変更が完了しています)
- 楽天証券のほうが機能が多い:過去の月次の月末残高や入金履歴を閲覧することができるのがとても便利です(口座開設時から月次で閲覧可能)。SBI証券には同等の機能が見当たりませんでした。これのおかげで自分の黒歴史を振り返ることができました…
- 自分のメインで利用している銀行が楽天銀行で連携がやはり便利
- 楽天証券の自ら切り開いていく姿勢に好感が持てる&実際に利用して応援したい&今後もいち早い利便の提供が期待できること(外国株式特定口座対応、DC専用投信の一般開放、独自投信スコアの諮問委員に実際の利用者、良識派ジャーナリスト、インデックス投資ブロガーをすえるなど)
- 妻の証券口座が楽天証券であること(マネーブリッジサービスによる楽天銀行の普通預金金利アップのため)
- 楽天証券で未成年口座が開設できるようになったこと
- 黒歴史時代の確定済み損があり、税負担なしで乗り換えができること。
三井住友アセットマネジメントのDC専用だった投資信託三井住友・DC全海外株式インデックスファンドが、楽天証券で一般開放されるというニュースの前にすでにほとんど決めていて、タイミングを見計らっていたのですが、これが決定打になったかたちです。
今後の手順と所感
NISA口座はすでに移動済みです。住民票などを取り寄せる必要なく、両証券口座とやり取りするだけで移動できたので便利でした。
証券口座をまたいだリレー投資になるので、生活防衛資金を一時的に借用して、売却と購入が同日約定になるようにする予定です。
リレー先の商品選定が悩ましいところです。アセットアロケーションの株式部分は「世界株式クラス」にしているので三井住友・DC全海外株式インデックスファンドと、ニッセイアセットマネジメントの<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンドの組み合わせが有力ですが、2015年の年末にかけて、さらにいろいろ動きがありそうなので(さらなるDC専用商品の一般開放、ニッセイアセットマネジメントの逆襲など)もうしばらく様子を見てみる予定です。
バイアンドホールドを徹底するつもりでも、こういったこともありうるので、信託財産留保額はないほうがいいなと感じました。メリットを受けるためには長期保有することという前提・仮定が必要。それより信託財産留保額なし=フラットのほうが気楽です。
私の場合は益出し・税負担なしで乗り換えができるという特殊な事情が助けてくれていますが、損益プラマイゼロの場合も税負担なしで乗り換えが可能です。調整局面である今、ファンドの乗り換え・証券会社の乗り換えのチャンスでもあります。一度マーケットの調整があったいまだからこそ、口座の状態を確認されてみることをお勧めします。